Maki Shiraki
[東京 23日 ロイター] - ダイハツ工業は23日、認証試験不正問題を受けて1月末までとしている滋賀県、大分県、大阪府にある工場の稼働停止を2月16日まで延長すると発表した。当該工場での生産車種への国土交通省による適合性確認は完了しておらず、2月17日以降の再開のめども立っていない。
一方、京都工場で受託生産しているトヨタ自動車の「プロボックス」とマツダの「ファミリア・バン」については、国交省から出荷停止の指示が解除されたため、生産再開を検討している。顧客の反応や仕入先の準備状況などを踏まえ、総合的に判断するという。
国交省はこの日、ダイハツの「グランマックス」、受託生産しているトヨタの「タウンエース」とマツダの「ボンゴ」計3車種の「型式指定」を取り消す処分について、同社の意見を聞く聴聞を実施したが、同社は欠席し、陳述書でも意見を示さなかった。このため、型式指定取り消しの処分が確定した。