[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー担当)は1日、訪問先のキーウで、数週間に及ぶロシアの攻撃で被害を受けたウクライナのエネルギー部門への支援拡大の方法を検討していると明らかにした。
シムソン氏はツイッターで「ウクライナのエネルギー部門への支援を拡大するためにキーウにいる」とし、「ウクライナでの破壊の規模を目の当たりにしており、財政的、技術的、実際的な支援を拡大するためにあらゆる努力をしている」と投稿した。
シムソン氏はロシアの攻撃を「冬が近づく中で人間の苦しみを引き起こす残酷で非人道的な戦術だ」と非難した。
さらなる支援は、EUの機関や加盟国、国際的なパートナー、民間の寄付から提供される必要があると指摘した。
発電所などのウクライナの民間インフラを標的とした数週間にわたるロシアの攻撃後に、キーウを訪問した。ウクライナ当局やエネルギー企業と会い、EUや国際的パートナー、民間部門がどのように支援できるかを協議する。
ロシアが占拠するザポロジエ原子力発電所の状況、供給の安全、エネルギーシステムの将来的な再建に関しても話し合う予定だ。