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12日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安と3日ぶり小反落、金融セクターは逆行高

発行済 2016-05-12 17:09
更新済 2016-05-12 17:33
12日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安と3日ぶり小反落、金融セクターは逆行高
12日の中国本土市場は小幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比1.18ポイント(0.04%)安の2835.86ポイントと3日ぶりに反落した。
上海A株指数も下落し、1.15ポイント(0.04%)安の2967.79ポイントで引けている。
外貨建てB株相場もさえない。
上海B株指数は2.42ポイント(0.68%)安の351.76ポイント、深センB株指数は6.81ポイント(0.64%)安の1055.52ポイントで終了した。
中国景気の先行き不安がくすぶる。
張高麗・副首相が11日、「将来的に大規模な景気刺激策を打ち出すことはない」と強調したことが改めてネガティブ材料となった。
上海総合指数は一時2%近く下落し、心理的節目の2800ポイントを割り込んでいる。
ただ、売り一巡後は値ごろ感に着目した買いも入り、中盤から下げ幅を縮小させた。
業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。
ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が1.9%安で引けた。
不動産株や素材関連株、前日に物色された消費関連株などもさえない。
海運株も急落した。
半面、金融株の一角はしっかり。
中国人寿保険(601628/SH)が2.4%高、招商銀行(600036/SH)が1.8%高と上昇する。
銀行セクターについては、これまでに公表された各行の第1四半期業績で、増益基調の持続が確認されたことが安心材料。
不良債権比率の上昇ピッチも鈍化している。
発電株も強い。
華電国際電力(600027/SH)が1.4%高と値を上げた。
発電業の改革が進ちょくするとの見方が広がっている。
【亜州IR】

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