■事業部門別動向
(3)個別指導−FC部門
城南進学研究社 {{|0:}}は「城南コベッツ」のFC展開も行っており、2015年3月末の教室数は200教室に達した。
FCの2015年3月期入学者数は8,379人で前期比26.7%増、売上高は310百万円(前期比22.3%増)となった。
個別FC事業に対して、同社は、自己資金面でのハードルを高めるなど、新規FCオーナーの認定基準を厳格化した。
同社の経験則上、立ち上がり期の集中度合いが後々まで尾を引くことが多いため、開業当初において資金面の不安なく教室立ち上げに集中できるオーナーを厳選した方が、中長期的には両者にとってプラスになるという判断だ。
また一方では、同社内に開校支援室を新設して開校サポートを強化した。
通常はエリアごとにスーパーバイザーが各教室の経営指導を行うが、接触頻度には限界がある。
開校当初は不慣れで事務量も多くなるため、より密接にサポートするのが開校支援室の目的だ。
以上のような施策の結果、2015年3月末のFC教室数は当初計画よりも10以上少ない200教室にとどまった。
しかし、増加分の中味は、資金力のある新規オーナーのほか、2教室目、3教室目を開校するオーナーが多くなり、開校当初から経営が順調な教室が多くなった。
これは同社のロイヤリティ収入増加につながり、好循環をもたらしている。
同社は今後も同様のスタンスでFC拡大に臨み、2016年3月期は年間で約40の新規開校を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
FCの2015年3月期入学者数は8,379人で前期比26.7%増、売上高は310百万円(前期比22.3%増)となった。
個別FC事業に対して、同社は、自己資金面でのハードルを高めるなど、新規FCオーナーの認定基準を厳格化した。
同社の経験則上、立ち上がり期の集中度合いが後々まで尾を引くことが多いため、開業当初において資金面の不安なく教室立ち上げに集中できるオーナーを厳選した方が、中長期的には両者にとってプラスになるという判断だ。
また一方では、同社内に開校支援室を新設して開校サポートを強化した。
通常はエリアごとにスーパーバイザーが各教室の経営指導を行うが、接触頻度には限界がある。
開校当初は不慣れで事務量も多くなるため、より密接にサポートするのが開校支援室の目的だ。
以上のような施策の結果、2015年3月末のFC教室数は当初計画よりも10以上少ない200教室にとどまった。
しかし、増加分の中味は、資金力のある新規オーナーのほか、2教室目、3教室目を開校するオーナーが多くなり、開校当初から経営が順調な教室が多くなった。
これは同社のロイヤリティ収入増加につながり、好循環をもたらしている。
同社は今後も同様のスタンスでFC拡大に臨み、2016年3月期は年間で約40の新規開校を計画している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)