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今日の為替市場ポイント:米FOMC会合を控えて主要通貨の取引は動意薄に

発行済 2015-06-17 08:03
更新済 2015-06-17 08:33
今日の為替市場ポイント:米FOMC会合を控えて主要通貨の取引は動意薄に
16日のドル・円相場は、東京市場では123円31銭から123円80銭で推移。
欧米市場でドルは123円29銭まで下落し、123円36銭で取引を終えた。
本日17日のドル・円は123円台で推移か。
米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況となっており、ドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続く見込み。
日本時間18日未明にFOMC会合の結果が判明する。
4月のPCE(コア)は前年比+1.2%で3月実績の+1.3%を下回った。
現時点でインフレ進行の兆候は確認されていないことから、今回の会合でも金融政策の現状維持が決定される可能性が極めて高い。
5月雇用統計の改善は評価されるかもしれないが、雇用創出はすでにピークアウトしており、非農業部門雇用者数の増加ペースは今後15万人程度に減速するのではないか。
との声が聞かれている。
ただし、労働市場の穏やかな改善は継続するとの見方は多く、インフレ率が鈍化しなければ、近い将来において利上げを行う可能性が高い。
今回発表されるFOMC声明では、利上げ時期は明示されない可能性がある。
その場合でも利上げについて消極的な見解が含まれていなければ、9月利上げへの市場の期待は後退しないだろう。

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