[上海 6日 ロイター] - 中国は、企業のデフォルト(債務不履行)リスク低減を支援する取り組みの一環として、銀行間市場で新たな債券を売却して既発債と交換することを認める規則を打ち出した。
銀行間市場を監督する自主規制機関「中国銀行間市場交易商協会(NAFMII)」が5日夜に発表した。企業の債務管理を支援し、投資家の利益を保護することが狙いという。
デフォルトした債券の処理に関する規則も公表した。
現金を伴わない債券の交換は、満期債のデフォルト回避につながる可能性があるほか、従来の借り換えと異なり債務返済プロセスを省略できる。
規則によると、債券の交換を行う企業は債権者に承認を求める必要がある。