[ワシントン 5日 ロイター] - 米国土安全保障省は5日、飛行機の搭乗や政府の建物への入館などに提示が必要な運転免許証など身分証明(ID)書の発行基準を連邦レベルで統一する「リアルID」法の施行をさらに2年遅らせて2025年5月にすると発表した。
同法は05年に議会を通過して成立したが、施行は何度も延期されてきた。同省は昨年、施行時期を23年5月まで延期していた。
新たな延期は、「リアルID」適合の身分証明書取得に関し、新型コロナウイルスの大流行に起因する制約がまだ残っているためだとした。
同法は免許証などの発行・作成に関して、最低限のセキュリティー基準を定めている。