[メキシコ市 6日 ロイター] - メキシコ保健省のロペス・ガテル次官は6日、同国の新型コロナウイルス感染は来年4月まで続く可能性があるとともに、今年10月から冬のインフルエンザシーズンにかけて感染が増加するとの見通しを示した。
同次官はこれまでにも危機のピーク時期予想を先送りし、死者と感染者数は報告より多い公算が大きいと発言している。
同国でこれまでに確認された感染者は26万1750人、死者は3万1119人で、ロイターの算出では世界で5番目の死者数となっている。
同次官はラジオ・フォルムラとのインタビューで、新型コロナ感染者数は冬まで高水準が続き、流行が春まで続く可能性があると警告。「10月にインフルエンザシーズンが始まる。また、秋から冬にかけてCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)も平行して流行する可能性を示す合理的な予想もある」と述べた。
流行期間については「来年3月か4月まで」続く可能性があると述べた。
米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は、メキシコの死者数は10月までに8万8000人を突破するとの見通しを示している。
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