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欧州市場サマリー(17日)

発行済 2010-09-18 04:08

               1430GMT     16日終盤

ユーロ/ドル    1.3049      1.3074

ドル/円      85.670 85.760

ユーロ/円 111.84 112.11

 

              17日終値   前営業日終値

株 FT100 5508.45(‐31.69) 5540.14

  クセトラDAX     6209.76(‐39.89) 6249.65

金 現物午後値決め 1274.00       1272.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.985 (‐0.005)  0.346(0.311)

独連邦債2年物 0.780(0.811)

独連邦債10年物(12月限) 129.92 (+0.54) 2.435(2.478)

独連邦債30年物   3.056(3.129)

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 <為替> ドルがユーロに対して上昇する一方、対円では下落した。日本当局による為

替介入への警戒感に加え、この日発表の9月米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が

予想外に低下したことを受け、リスク選好が後退した。

 ユーロ/ドルはアイルランドの銀行セクターをめぐる懸念を背景に、値動きの荒い展開

となっている。

 <株式> ロンドン株式市場は続落して終了した。9月の米ミシガン大消費者信頼感指

数が予想外に低下したこと、またアイルランドの銀行部門に関する懸念が高まったことで

リスク選好度が低下、金融株に売りが出た。また原油価格下落を受け、エネルギー関連株

も売られた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は3日続落。ただ週初からは0.1%上昇、週足で

は4週間連続で上昇した。

 リスク選好度の変化に影響を受けやすい銀行株が売られ、バークレイズ

3.2%安。その他金融株も売られ、ヘッジファンド大手のマン・グループ

4.4%下落した。保険株では、アヴィヴァが0.9%、オールド・ミューチュ

アルが2%、それぞれ下落した。

 原油価格が1.5%を超えて下落し1バレル=74ドルを割り込んだことで、エ

ネルギー関連株も下落。BPは1.3%安で引けた。

 

 欧州株式市場は続落。9月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が1年超ぶり低水準

になったことを受けて市場心理が悪化した。銀行セクターの健全性をめぐる懸念が再燃し、

金融株に売りが出た。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.03ポイント(0.28%)安

の1072.87。約1週間ぶり安値で引けた。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は27.24ポイント(0.98%)安

の2757.37。

 銀行株の下げがきつかった。アイリッシュ・インディペンデント紙は、アイルランドが

国際通貨基金(IMF)の支援を必要とする可能性があると報じた。アライド・アイリッ

シュ・バンクは11.1%安。ソシエテ・ジェネラルは2.9%、バ

ークレイズは3.2%それぞれ下落した。

 アイルランド財務省は外部支援が必要とのうわさは真実ではないとした。IMFは同国

への金融支援が今後必要になるとは予測していないとの認識を示した。

 この日発表された9月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想外に低下し、20

09年8月以来の低水準となった。

 半面、小売大手カルフールは4.6%高。欧州に展開する店舗を一新する計

画を発表し、2015年までに利益が倍増以上となる可能性があるとの見通しを示した。

  

 <ユーロ圏債券> 独連邦債が周辺国国債をアウトフパフォームした。アイルランドの

銀行部門への懸念が増大したことで、アイルランド国債と独連邦債との利回り格差はユー

ロ導入以来の水準に拡大した。

 またこの日に発表された米経済指標のうち、ロイター/ミシガン大学の米消費者調査で

9月の消費者信頼感指数が66.6と前月の68.9から低下、予想の70.0を下回っ

たことで、米経済が減速のリスクにさらされていることが浮き彫りとなった。これ受け、

安全資産としての独連邦債の需要が高まった。

 独連邦債先物12月限は一時130.21と83ティック上昇。その後

129.85で推移した。

 独連邦債10年物利回りは5.4ベーシスポイント(bp)低下の

2.42%。同利回りは一時2.50%に乗せた。 

 ただ、この日の市場の注目を集めたのはアイルランド問題だった。市場関係者は、欧州

中央銀行(ECB)が500万ユーロのアイルランド国債の買い入れ、もしくはレートチ

ェックを行ったとしている。 

 アイルランド懸念の発端となったのは、アイリッシュ・インディペンデント紙の報道。

同紙は、向こう数カ月間に金融部門でさらなる予期せぬ損失が発生したり、マクロ経済情

勢が予想を超えて悪化したりした場合、アイルランド政府は外部支援を受けざるを得なく

なるとのバークレイズ・キャピタルによる分析を伝えた。

 債券市場関係者は「アイルランドに関してさまざまなことが取りざたされている。アイ

ルランドは、ある時点で国際通貨基金(IMF)支援を受ける必要が出てくるとのアイリ

ッシュ・インディペンデント紙の報道は、何の助けにもなっていない」と述べた。 

 10年物のアイルランド国債と独連邦債との利回り格差は1448GM

T現在、410bpと前日から31bp拡大。ユーロ導入以来の高水準近辺で推移してい

る。

 アイルランド国債の保証料も上昇しており、マークイットによるとクレジット・デフォ

ルト・スワップ(CDS)市場で、アイルランドの5年物CDSスプレッドは前日から約

46bp拡大し、過去最高の433bpをつけた。

 他の周辺国国債では、ポルトガル国債10年物利回りが16bp上昇の

6.166%となり、独連邦債との利回り格差は375bpと、5月につけたユーロ導入

以来の高水準まで5bpに迫った。

 モニュメント証券の債券ストラテジスト、マーク・オズワルド氏は「ポルトガル国債の

利回りは、アイルランド国債の動きに連動した」と述べた。

                         [東京 18日 ロイター]

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