トラスト・テック (T:2154)は14日、2019年6月期第3四半期(18年7月-19年3月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比29.5%増の614.47億円、営業利益が同41.2%増の44.74億円、経常利益が同41.8%増の44.28億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同73.1%増の29.26億円となった。
技術系領域(顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)の売上高は前年同期比22.5%増の299.01億円、セグメント利益は同33.0%増の39.07億円となった。
引き続き好調が続く輸送用機器や電気機器など、比重の高い業種での社員配属が伸長した。
また、注力分野であるIT系領域は、IT・ソフト開発の社員配属が拡充した。
なお、2019年3月末時点の社員数は、前期末から422名増加の5,631名となった。
製造系領域(顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)の売上高は前年同期比2.1%増の74.88億円、セグメント利益は同2.7%増の3.61億円となった。
請負事業の一部事業所において一過性の減産があったが、引き続き地域密着型営業に注力して高単価の受注を獲得するなど、売上高の拡大を推し進めた。
なお、2019年3月末時点の社員数は、前期末から4名増加の2,470名となった。
海外領域(日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)の売上高は前年同期比53.3%増の241.80億円、セグメント利益は2.73億円(前年同期は0.49億円の損失)となった。
2018年8月に株式を取得したQuattro Group Holdings Limitedを子会社化した影響、および一時費用の剥落や原価改善に取り組んだ。
2019年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比25.5%増の820.00億円、営業利益が同39.6%増の60.00億円、経常利益が同39.5%増の59.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.0%増の37.00億円とする期初計画を据え置いている。