マイアミ発-前臨床段階の製薬会社であるMIRA Pharmaceuticals, Inc. (NASDAQ:MIRA)は本日、不安や認知機能低下を治療することを目的とした新規の経口医薬品マリファナ類似物質MIRA-55に関する最近の研究から有望な結果が得られたと発表した。
前臨床試験のデータから、MIRA-55は、マリファナの主な精神活性成分であるTHCよりもCB1およびCB2カンナビノイド受容体を活性化させる効果が高いことが明らかになった。
同社の研究によると、MIRA-55は、高用量で効力を失うTHCとは異なり、より広い用量範囲で有効性を維持することが示された。このことは、MIRA-55がより安定した治療効果を長期にわたって発揮する可能性を示唆している。行動試験において、MIRA-55はTHCと比較してより予測可能で強い抗不安作用を示し、不安のような症状の治療においてより信頼できる選択肢となる可能性がある。
MIRA Pharmaceuticals社のCEO兼会長であるErez Aminov氏は、今回の研究結果に興奮し、治験許可申請に向けて前臨床試験をさらに進めることを表明した。
チーフサイエンティフィックアドバイザーのItzchak Angel博士は、MIRA-55の差別化された薬理学的プロフィールを強調し、THCに通常伴う毒性や副作用が少なく、患者にとってより効果的な治療オプションにつながる可能性があると述べた。
MIRA Pharmaceuticals社は、米国、カナダ、メキシコにおいて、もう一つの新薬候補であるKetamir-2の独占的権利を有しており、神経障害性疼痛、不安、認知機能低下の治療薬としてMIRA-55を研究している。米国麻薬取締局は、Ketamir-2もMIRA-55も規制薬物とはみなされないと判断しており、開発と商品化の可能性を促進している。
MIRA-55は可能性を示しているが、まだ前臨床開発の初期段階にあり、開発が進む保証もFDAの承認を受ける保証もない。製薬会社は、プレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、様々なリスクや不確実性の影響を受けることに注意を促している。
この記事はミラ・ファーマシューティカルズのプレスリリースに基づいています。
他の最近のニュースでは、ミラ・ファーマシューティカルズ・インクは、株価が必要な基準値を下回ったままであるため、ナスダック資本市場からの上場廃止の可能性に直面している。このような状況にもかかわらず、ミラ・ファーマシューティカルズは、コンプライアンスを回復し、株主価値を高めるための戦略を積極的に推進している。また、2024年末までに新規化合物Ketamir-2の治験薬申請を米国食品医薬品局に提出する準備を進めている。
さらに、ミラ・ファーマシューティカルズの最高財務責任者（CFO）であるミシェル・ヤネスは、他の企業での責務を果たすため、年俸を減額することに合意した。同社は治験薬であるMIRA-55とKetamir-2で大きく前進している。
米国麻薬取締局はMIRA-55の開発許可を出し、同社はメモリアル・スローン・ケタリングがんセンターと、がん性疼痛とうつ病治療を目的としたKetamir-2の前臨床試験を開始するための協議を進めている。
ミラ・ファーマシューティカルズはまた、リスクを軽減し、潜在的な投資家の間での認知度を高めるために、戦略的パートナーシップを検討している。技術革新と患者の予後改善に対する同社のコミットメントは、現在進行中の前臨床試験と研究において明らかである。こうした最近の動きは、同社の事業のダイナミックな性質を強調している。
InvestingProの洞察
MIRA Pharmaceuticalsが新規経口医薬品MIRA-55の開発で躍進を続ける中、投資家は同社の財務状況と市場パフォーマンスを注意深く観察していることだろう。
InvestingProのデータによると、MIRA Pharmaceuticalsの現在の時価総額は871万ドル。MIRA-55の可能性にもかかわらず、同社の財務は課題を反映しており、2024年第1四半期現在、過去12ヶ月間の営業利益は-895万ドルと報告されている。
InvestingProのTipsによると、同社は貸借対照表上、負債よりも現金を多く保有しており、これは投資先企業に財務の安定性を求める投資家にとってポジティブな兆候となり得る。
さらに、MIRA Pharmaceuticalsは先週、7.56%の価格トータルリターンを記録し、大幅なリターンを記録した。しかし、この株価は過去1年間に大幅な下落を経験しており、価格トータルリターンは92.06%下落していることに注意する必要がある。
MIRA Pharmaceuticalsの財務と市場パフォーマンスをより深く掘り下げることに関心のある投資家のために、利用可能な追加のInvestingProヒントがあります。これらは、同社の売上総利益率、流動性、過去12ヶ月間の収益性などの側面について、さらなる洞察を提供することができます。これらの追加ヒントを探索し、高度な分析の恩恵を受ける可能性のある投資家は、クーポンコードPRONEWS24を使用して、https://www.investing.com/pro/MIRA、年間Proおよび年間または隔年Pro +サブスクリプションを最大10％割引を得ることができます。
同社のMIRA-55の進展と新薬候補の良好な規制状況は、有望な見通しを提供するかもしれないが、投資家は、情報に基づいた意思決定を行うために、インベスティングプロの指標とヒントによって提供されるより広範な財務的背景も考慮すべきである。
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