オンタリオ州ウォータールー - ブラックベリー・リミテッド（NYSE：BB、TSX：BB）は本日、企業のサイバーセキュリティ強化を目的とした新しいマネージド・ディテクション＆レスポンス（MDR）サービス「CylanceMDR Pro」を発表しました。オープンXDRプラットフォーム上に構築され、人工知能（AI）を搭載したこのサービスは、既存のセキュリティ・インフラと統合できるように設計されており、現在のシステムを置き換えることなく、可視性と脅威検知の強化を実現します。
CylanceMDR Proは、高度なサイバー脅威に対する防御の複雑さに対応し、限られたリソースとサイバーセキュリティの人材不足に悩む組織向けのソリューションとして位置付けられています。このサービスは300を超えるプラットフォームとの統合を提供し、ビジネスデータを脅威を検知・防止するセキュリティセンサーに変えます。
BlackBerry Cybersecurityのシニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるネイサン・ジェニゲス氏は、サイバーセキュリティ対策の改善の必要性を強調し、テクノロジーや人材への投資にもかかわらず、多くの組織ではセキュリティ態勢に比例した改善が見られないと指摘した。
ジェニゲス氏は、CylanceMDR Proの有効性を強調し、「シングルプラットフォーム・ソリューションであり、導入が容易で、脅威検知データをエンドポイント、ネットワーク、クラウド環境、さらにその先に至るまで確実に統一することができる」と述べた。
同社は、サイバー攻撃の大幅な増加を報告しており、最新のGlobal Threat Intelligence Reportでは、1分あたりのユニークな攻撃数が昨年比で250%増加していることを示している。CylanceMDR ProはCylance AIを活用しており、その予測能力は第三者機関のテストでも高く評価されている。
CylanceMDR Proは既存のセキュリティツールとの互換性があり、現在の投資を最大限に活用することで、企業の総所有コストを削減することが期待される。同プラットフォームは、エンドポイント、ネットワーク、クラウド、SaaS、アイデンティティ、電子メールなど、さまざまな攻撃サーフェスからテレメトリを取得し、攻撃の検知とレスポンスタイムを改善する。
このサービスは2024年7月31日から利用できる。インテリジェントなセキュリティ・ソフトウェアとサービスで知られるブラックベリーは、サイバーセキュリティ、安全性、データプライバシーにおけるソリューションの提供に引き続き注力し、コネクテッド・フューチャーの確保をビジョンとして掲げています。
この発表は、ブラックベリー・リミテッドからのプレスリリースに基づくものです。
その他の最近のニュースとして、ブラックベリー・リミテッドは2025会計年度第1四半期の好業績を報告し、モノのインターネット（IoT）部門とサイバーセキュリティ部門で大きな進展がありました。IoT部門の売上高は5,300万ドル、サイバーセキュリティ部門の売上高は8,500万ドルであった。通期の売上高予想は、IoT部門が2億2000万ドルから2億3500万ドル、サイバーセキュリティ部門が3億5000万ドルから3億6500万ドルとなっている。
また、大幅なコスト削減も達成し、非GAAPベースの営業費用は1億900万ドルとなった。ブラックベリーは第4四半期にキャッシュフローと調整後EBITDAの黒字化を見込んでいる。IoT分野、特に電気自動車市場で課題に直面しているものの、同社はハイブリッドエンジンやICEエンジンにビジネスチャンスを見出している。
これらは、特にIoTとサイバーセキュリティ分野におけるブラックベリーの成長と効率化へのコミットメントを強調する最近の動きである。同社はまた、10月16日のインベスター・デイでセグメント別報告書を発表する計画を発表しており、ステークホルダーは同社の財務の健全性と戦略的方向性をより深く理解することができる。
インベスティングプロの洞察
ブラックベリー・リミテッド(NYSE: BB)が新しいCylanceMDR Proサービスを開始するにあたり、同社の財務の健全性と市場パフォーマンスは投資家にとって引き続き重要な検討事項である。InvestingProのデータによると、ブラックベリーの時価総額は約15.1億ドルです。厳しい市場環境にもかかわらず、同社は2025年第1四半期時点の過去12ヶ月間で70.03%の売上総利益率を維持することに成功しており、売上原価が計上された後も収益の大部分を維持する能力を示している。
インベスティング・プロのヒントは、ブラックベリーが両刃の剣となり得る適度なレベルの負債で運営されていることを強調する。同社がレバレッジをかけすぎていないことを示唆する一方で、ブラックベリーは債務を返済するために十分なキャッシュフローを維持する必要があることも示している。さらにアナリストは、今期の売上減少や来期の業績予想の下方修正などの懸念材料を指摘しており、これらは同社の将来の財務諸表や株価パフォーマンスに反映される可能性がある。
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BlackBerry が CylanceMDR Pro のようなサイバーセキュリティ・ソリューションに戦略的に注力することは、将来の収益源と市場での地位を形成する上で重要な役割を果たす可能性がある。サイバーセキュリティの状況は急速に進化しており、ブラックベリーがこの分野で提供する製品は、成長と収益性を追求する上で極めて重要な役割を果たす可能性がある。
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