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ペイパル、エンリケ・ロレスを新独立取締役会議長に任命

編集者Brando Bricchi
発行済 2024-07-25 06:14
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PYPL
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カリフォルニア州サンノゼ - ペイパル・ホールディングス(NASDAQ: PYPL)は本日、エンリケ・ロレスを新独立取締役会議長に任命し、指導体制を大幅に変更することを発表した。2021年6月からペイパルの取締役会メンバーであり、HP Inc.の現社長兼CEOであるロレスは、ジョン・ドナホーの後任となる。ドナホーは9年間にわたり指揮を執り、ペイパルのデジタル・コマースにおける著名なプレーヤーとしての地位確立に貢献した後、退任する。

ロレスのHPでの在任期間は、革新と変革に焦点を当てた戦略的なものであり、ペイパルにとって貴重な財産であると指摘されている。彼のリーダーシップは、ペイパルの継続的な取り組みと将来の成長を促進すると期待されている。ペイパルのアレックス・クリス社長兼CEOは、「エンリケの消費者向けおよび企業向けテクノロジーに関する深い専門知識は、ペイパルにとってかけがえのないものです」と述べた。クリス氏はまた、ペイパルの基盤強化に貢献したドナホーの戦略的指導とリーダーシップに感謝の意を表した。

ロレス氏は、ペイパルにとって極めて重要な時期に取締役会を率いることができるのは光栄であると述べ、新たな職務への意気込みを語った。同氏は、取締役会、クリス氏、およびリーダーシップ・チームと協力し、顧客と株主のために卓越した成果を上げることに全力を尽くすと強調した。

ドナホーは、ローレスの能力に誇りと自信を持ちながら、自身の在任期間を振り返った。ドナホーは、ロアーズが企業変革やテクノロジー・エコシステムを理解しており、ペイパルが次の章に着手する際に大いに役立つと確信していると称賛した。

デジタル決済のパイオニアであるペイパルは、20年以上にわたってeコマース革命の最前線に立ってきた。同社は一貫して、シームレスで安全なお金の移動、ショッピング、販売体験の創造に注力してきた。約200の市場で事業を展開するペイパルは、消費者と企業がグローバル経済に参加し、繁栄するための力を与え続けている。

今回の経営陣の交代は、ペイパルが築いてきた強固な遺産に基づくものであり、進化するデジタル決済業界においてペイパルの勢いを維持することを目的としている。この記事の情報はプレスリリースの声明に基づいています。

その他の最近のニュースでは、ペイパルは一連の重要な進展を受けて注目されている。オーストラリア連邦裁判所は、ペイパルと中小企業との標準契約の条項は不当であり、過大請求の誤りを回避できる可能性があるとの判決を下した。この判決により、オーストラリアにおけるペイパルの小規模事業者との契約慣行が見直される可能性がある。

財務面では、みずほ証券がペイパルの2025年業績予想を346億ドル、売上高予想を148億1000万ドルにそれぞれ上方修正した。ペイパルは、収益性の高い成長へのシフトと、ブレーンツリー決済処理サービスにおける価格規律の強化を理由に、サスケハナがペイパルの株価をニュートラルからポジティブに格上げした。

ペイパルはまた、2024年7月1日付でカーマイン・ディ・シビオを任命し、取締役会を拡大した。これにより取締役会の人数は11名から12名に増加する。ディ・シビオ氏の任期は、2025年の年次株主総会まで、または後任者が選任され適格となるまでとなる。

サスケハナ社とRBCキャピタル社は前向きな見通しを示しているが、市場が不安定な中、ウルフリサーチ社はペイパル株の「ピアパフォーム」レーティングを維持している。ゴールドマン・サックスもペイパル株を中立のスタンスで見ており、潜在的な収益成長を挙げているが、競争圧力による警戒感を表明している。最後に、ペイパルはマーク・グレサー氏を上級副社長兼ペイパル広告担当ゼネラル・マネージャーに任命し、広告業界に進出した。

InvestingProの洞察

エンリケ・ロレスがペイパルの新取締役会独立委員長に就任した今、同社の戦略的財務指標と市場実績は、デジタル決済部門における同社の確固たる地位を証明するものとなっている。時価総額607億3,000万ドル、予想PER14.62倍というペイパルは、価値と成長の可能性のバランスを示している。2024年第1四半期時点の過去12ヵ月間のPEGレシオは0.21と魅力的で、株価が収益成長率に比べて割安である可能性を示している。

インベスティング・プロのヒントは、経営陣が積極的に自社株買いを行っていることから、同社の株主価値向上への積極的なアプローチを強調している。さらに、アナリストのセンチメントも楽観的で、8人のアナリストが来期の業績予想を上方修正しており、業績期待の強い指標となっている。

金融サービス業界の有力企業として、ペイパルは過去12ヵ月間黒字を維持してきただけでなく、今年も黒字を維持すると予想されている。配当はないものの、同社の成長への投資と戦略的イニシアチブは、顧客と株主にとって卓越した成果をもたらす態勢を整えている。

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