ベアードは、CareTrust REIT (NYSE: CTRE) の目標株価を前回の26.00ドルから28.00ドルに引き上げ、アウトパフォームのレーティングを維持している。この修正は、同社の財務予測と買収のための資金調達戦略を詳細に評価した結果である。
同社のアナリストは、ケアトラスト・リートの1株当たり正規化分配可能資金(FAD)は2024年に1.52ドルになり、2025年には1.70ドルに若干増加し、2026年には1.92ドルにさらに増加すると予測している。
これらの数字は、2025年に1.72ドル、2026年に1.89ドルとした前回の予想から若干の修正を示している。更新された見積もりは、投資量の増加と、買収資金調達に使用される株式の割合の増加予測とのバランスを反映している。
さらに、ケアトラスト・リートの財務モデルは、EBITDAに対する純負債として測定される同社のレバレッジ比率が、2026年末までに2.1倍となることを示唆している。これは前回の予想2.9倍から引き下げられる。
アナリストはまた、ケアトラスト・リートが関与している1億6500万ドルのローンの金利が大幅に変更されたことを強調した。ケアトラスト・リートは、キーが保有するローンの一部をコールすることを選択し、金利を10.9%から、担保付きオーバーナイト・ファイナンス・レート(SOFR)プラス4.25%、SOFRフロア5.15%に連動する金利に引き下げた。
目標株価を28ドルに引き上げたのは、1株当たりの純資産価値(NAV)を高く見積もったためである。
ケアトラスト・リートは第2四半期、記録的な投資で好調な業績を示した。投資総額は約7億6,500万ドルで、平均利回りは9.5%と、大幅な伸びを示した。ケアトラスト・リートの時価総額は前年同期比で84%急増し、初めて企業価値が40億ドルに達した。
同社のポートフォリオの強さは、物件レベルのEBITDARとEBITDARMのカバレッジ・レシオがそれぞれ2.17と2.78であることによって強調された。稼働率は、介護付き有料老人ホームではパンデミック前の水準に戻り、介護付き有料老人ホームでは改善した。
競争的な投資環境の中、ケアトラスト・リートは通期ガイダンスを引き上げた。同社は現在、1株当たり正常化営業活動資金(FFO)を1.46〜1.48ドル、1株当たり分配可能資金(FAD)を1.50〜1.52ドルと予想している。
インベスティングプロの洞察
CareTrust REIT (NYSE:CTRE)に対するベアードの前向きな見通しに続き、InvestingProのデータとヒントは、同社の強固な財務状況と成長の可能性をさらに裏付けるものです。ケアトラスト・リートの時価総額は42.9億ドルと堅調で、PERは46.96倍と高いものの、2024年第2四半期時点の過去12ヶ月間の調整後PERは35.28倍と、より好意的だ。このことは、投資家が収益の伸びを期待していることを示唆しており、InvestingProのヒントの1つである、今年純利益が増加する見込みであることと一致している。
同社の収益成長も印象的で、2024年第2四半期時点の過去12ヵ月間で21.2%増、2024年第2四半期には四半期ベースで33.63%増と急増している。この力強い成長軌道は、95.8%という高い売上総利益率によって補完されており、効率的な事業運営と強力な価格決定力を示している。ケアトラスト・リートが8年連続で増配を続けていることも注目に値する。
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