[東京 31日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)などを実施しており、トヨタ自動車 (T:7203)グループの世界生産が影響を受けている。欧州や北米の全工場は一時停止に追い込まれた。一方、中国の工場は春節(旧正月)の大型連休以降もしばらく休止が続いていたが、3月30日までに順次、通常生産を再開している。
これまでの主な工場の稼働状況は以下の通り。
▼:工場停止
△:工場再開
▼4月7日
・タイ工場を17日まで停止。
▼4月3日
国内5工場7ラインで一時停止。
・高岡工場の第1ラインと堤工場の第1・第2ラインを4月7日まで3日間停止。
・田原工場の第1ラインで4月10日までの6日間、第3ラインで4月14日までの8日間停止。
・トヨタ自動車九州の第1ラインで15日までの9日間停止
・日野自動車 (T:7205)羽村工場の第1ラインで6日まで2日間停止。
▼3月30日
・ロシア工場を4月3日まで停止。
・ベトナム工場を当面の間停止。
▼3月26日
・南アフリカ工場を4月16日まで停止。
▼3月24日
・ブラジル工場を4月20日まで停止。
・パキスタン工場を当面の間停止。
▼3月23日
・マレーシア工場を当面の間停止。
・インド工場を当面の間停止。
・アメリカ、カナダ、メキシコの工場(北米工場)を4月17日まで停止。
・高岡工場の第1ラインを25日まで封鎖。従業員が新型コロナに感染したため。
▼3月21日
・トルコ工場を停止。再開は4月20日以降。
▼3月20日
・アルゼンチン工場を4月17日まで停止。
▼3月19日
・チェコ工場を停止。再開は4月20日以降。
▼3月18日
・英国、ポーランド工場を停止。再開は4月20日以降。
▼3月17日
・フランス工場を停止。再開は4月20日以降。
・フィリピン工場を4月半ばまで停止。
▼3月16日
・ポルトガル工場を停止。再開は4月20日以降。
▼1月29日─△3月30日
・中国工場を順次停止したが、3月30日までに順次、通常稼働を再開済み。
(新田裕貴、白木真紀 編集:田中志保)