[ワシントン 31日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は31日、米国がイランなどに対し発動している制裁措置について、新型コロナウイルス感染拡大への対応に配慮して緩和を検討する可能性があることを明らかにした。ただ、具体的な計画は示唆しなかった。
ポンペオ長官は記者会見で、米国の対イラン制裁は人道物資や医療用品は対象としていないと強調。米政府がある時点で制裁措置緩和を巡るスタンスを再考する可能性はあるかとの質問に対し、「われわれは全ての政策を常に再考している。このため、当然再考する」と述べた。
米トランプ政権は現在、イランの核開発抑制に向け「最大限の圧力」を掛ける方針を取っている。