[1日 ロイター] - 欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービズ(FCA) (MI:FCHA) (N:FCAU)は1日、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が急減したことで、第1・四半期の米販売が前年比10%減少したと明らかにした。
株価は一時4%超下落した。
第1・四半期の販売台数は44万6768台で、前年同期の49万8425台から減少した。
1─2月は好調だったが、3月は新型コロナの影響で落ち込んだ。ただ、ピックアップトラック「ラム」の販売台数は7%増加した。
また、ゼネラル・モーターズ (N:GM)は第1・四半期の販売が7%減少したと発表。3月が大幅に落ち込んだ。広報担当によると、シボレー、ビュイック、GMCなどのブランドではウェブサイトへの訪問数が新型コロナ流行前の2─4倍に増え、販売をけん引したという。
韓国の現代自動車 (KS:005380)は、3月の米販売が新型コロナの影響で43%減少したと発表。他の自動車メーカーも販売減を記録するとみられている。
格付け会社ムーディーズ・インベスター・サービスは、世界の自動車販売が今年は14%減少し、米国は少なくとも15%減になると予想している。
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