[ワシントン 14日 ロイター] - マーク・ミリー米統合参謀本部議長は14日、米国の情報活動によると新型コロナウイルスは自然発生した可能性が高いとして、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示した。ただ、いずれの説にも確証はないとした。
中国製造説は中国が真っ向から否定しているが、同議長のコメントがウイルスの由来に関する憶測の応酬を煽る可能性もある。
同議長は国防総省の会見で「結論を出すには至っていないが、現時点で言えることは、多くの証拠が自然発生を示唆しているということだ。しかし、確かなことはわからない」と述べた。
新型ウイルスの由来を巡っては、中国外務省の趙立堅・副報道局長が3月、ツイッターに「米軍が感染症を湖北省武漢市に持ち込んだ可能性がある」と投稿し、米国が激しく反発した経緯がある。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20200415T013914+0000