[東京 15日 ロイター] - 経済産業省は15日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いアルコール消毒液の需給が逼迫していることから、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が台所用洗剤等を用いた代替の消毒方法についての有効性評価を行う、と発表した。
15日午後5時から開かれた「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」の第1回会合では、これまでの研究結果などから、一定の効果が期待できる代替的な消毒方法として、台所用洗剤など界面活性剤、食塩水などから電気分解法で⽣成した次亜塩素酸⽔、第4級アンモニウム塩としてウエットティッシュに含まれる塩化ベンザルコニウムを挙げた。原則として、物品に対する消毒を想定している。
まず、A型インフルエンザウイルスを用いた有効性評価を5月中旬頃までに終え、その後、新型コロナウイルスでの評価を行うとしている。
(清水律子) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200415T102952+0000