[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した2月のユーロ圏の鉱工業生産指数は、前月比0.1%低下した。1月に2.3%上昇したことを受け、資本財と耐久消費財に反動減が起きた。
2月は新型コロナウイルス関連規制の影響はまだ反映されていない。
ロイターがまとめた市場予想は0.2%低下だった。
前年比では1.9%低下。低下率は1月の1.7%から拡大したものの、市場予想の2.0%よりも小さかった。
主要国をみると、ドイツとフランスの鉱工業生産は前月比で増加したものの、増加率は鈍化。2月下旬に欧州で初めて新型コロナ危機に見舞われたイタリアの生産は1.2%減少した。
全体的にみると、中間財と、衣料といった非耐久消費財の生産が2カ月連続で拡大。ただ、1月よりも伸び率は鈍化した。
一方、機械といった資本財の生産が前月比1.5%減、耐久消費財が2.0%減。いずれも1月は大きく伸びていた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200416T102412+0000