[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領の顧問弁護士だったマイケル・コーエン受刑者(53)は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため収監先の刑務所から早期釈放となり、ニューヨークの自宅に戻った。
コーエン受刑者は刑務所から自宅に戻った後、ツイッターに「言いたいこと、言うつもりのことが山ほどある。ただ、今はその時期ではない。間もなくだ」と投稿した。
コーエン受刑者は、トランプ氏と性的関係を持ったと主張する女性らへの口止め料の支払いのほか、金融犯罪、議会での虚偽証言で禁錮3年の判決を受けた。
今回、刑期を約1年務めての釈放となった。関係筋によると、残る刑期は自宅拘禁となる見通し。
コーエン受刑者はかつて、トランプ氏の身代わりに「銃弾を受けても構わない」とするほどの忠誠ぶりだったが、その後はトランプ氏に背を向け、民主党主導の議会調査に協力する姿勢を示した。トランプ氏はコーエン受刑者を「ネズミ」と呼び、コーエン受刑者はトランプ氏を「人種差別主義者」「詐欺師」呼ばわりするなど、両者の関係は最悪の状態にある。