[ロンドン 22日 ロイター] - 世界鉄鋼協会(WSA)が22日公表した統計によると、5月の世界粗鋼生産は前年同月比8.7%減の1億4880万トンだった。新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの鉄鋼メーカーが稼働を停止したことが背景。
一方、中国の粗鋼生産は前年同月比4.2%増の9230万トンだった。同国は世界最大の粗鋼消費国で生産国。
このほか、米国の粗鋼生産は36.6%、日本は31.8%、欧州連合(EU)は26.8%、いずれも減少した。インドは39.1%減少したが、韓国は14.1%減にとどまった。 WSAは今月、2020年の世界鉄鋼需要は6.4%減少するが、来年は持ち直すとの予想を示している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200623T001333+0000