[リスボン 25日 ロイター] - ポルトガル政府は25日、リスボン近郊で新型コロナウイルスの感染が再び拡大しているとして、リスボンの複数地域について自宅待機指示を再発令すると発表した。
対象となるのはリスボンの中心部を含まない19地区で、食品や医薬品などの必需品購入および通勤以外の外出が禁止となる。
コスタ首相は記者会見で、「感染を制御する唯一の有効な方法は、可能なときはいつでも自宅に滞在し、常に物理的距離を保ち、防護・衛生基準を遵守することだ」と述べた。
政府の文書によると、指示の期間は7月1─14日で、その後見直しが行われる。
対象の19地区では集会の上限は5人となる。リスボン地域全体での上限は10人、そのほかの全土では20人となっている。