[北京/上海 29日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は29日、新型コロナウイルスの感染者が28日に新たに12人確認されたと発表した。前日の17人から減少した。
12人のうち5人は海外からの渡航者。残り7人の国内感染者は全て北京市で確認された。北京市は感染第2波に見舞われ、対応策を講じている。
前日は3人が海外からの渡航者で、残り14人が全て北京市の感染者だった。
北京市当局は28日正午時点で市内人口の約3分の1の人を対象に検査を実施した。人口2000万人超の同市では、6月11日に食品卸売市場「新発地市場」で最初の感染者が確認されて以降、311人の感染者が出ている。
北京近郊の地域も引き続き感染拡大を強く警戒しており、北京から約160キロの河北省安新県は27日、別途通知があるまで住宅地を封鎖すると発表。2017年に立ち上げられた新都市「雄安新区」の一部である安新県はまた、居住者に自宅待機を指示した。国営メディアが報じた。
国家衛生健康委員会によると、本土の無症状感染者は28日に6人確認された。27日は7人だった。
北京市政府によると、同市で28日に確認された無症状感染者は1人で、前日の3人から減少した。
中国本土の新型コロナ感染者数は累計8万3512人となった。死者は変わらずで4634人。
*内容を追加します