[ローマ 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ECBは新型コロナウイルス流行を受けて政策を欧州連合(EU)の必要性に合わせる用意があるとしつつ、各国による改革が金融政策よりも重要になるとの認識を示した。イタリア紙スタンパとのインタビューで述べた。
副総裁は「主な対処法はわれわれが行う金融政策とはならないだろう。われわれが全能ではないということを知っている。それよりもむしろ各政府の改革と予算方針だ」と指摘した。
また、ECBは「素早く有効に」行動したとしつつ、新型コロナ流行の欧州に対する負の影響は、EUが経済・通貨レベルで一層統合が進んでいればより抑え込めただろうと話した。