[ボアビスタ 1日 ロイター] - ブラジル軍は1日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、アマゾンの先住民族ヤノマミ族にマスクを支給した。
アマゾンの熱帯雨林で暮らすヤノマミ族は、外部との交流はほとんどない。裸足の人々や槍や弓矢を持った戦士たちにマスクが支給された。
ベネズエラとの国境付近で会見したブラジルのアゼベド防衛相は「ここでは感染者は見つかなかった」と発言。
ヤノマミ族は、違法な金採掘業者が新型コロナウイルスを持ち込んだと訴えている。
ブラジル先住民連合(APIB)によると、6月27日時点で先住民405人が新型コロナ感染症で死亡。112の民族の9983人が感染している。