[ドバイ 5日 ロイター] - アラブ世界の2大経済であるサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)で、新型コロナウイルス感染者数がそれぞれ20万人超と5万人となり、先月の外出禁止令解除以後、感染者が増加している。
両国は3月半ば以来、規制を実施しているが、段階的な緩和に伴い商業や公共の場が再開されている。
他の湾岸諸国も規制緩和に動いているが、クウェートは部分的に外出禁止令を継続、カタール、バーレーン、オマーンは外出禁止令自体を発令していない。
湾岸6カ国中最も感染者数が多いサウジアラビアで3日と4日に確認された感染者数は合計4100人を超え、累計では20万5929人、死者は1858人となっている。
1日当たりの感染者数は6月半ばに初めて4000人を突破し、その後減少している。
UAEでは1日当たりの感染者数が最近、5月末のピーク時に記録していた900人から300─400人に減少していたが、3日の確認は600人超、4日には700人超となり、累計では5万0857人、死者は321人となっている。
地域のビジネス・観光ハブであるドバイは7月7日から海外からの入国受け入れを再開するが、UAE全体での再開ではないという。