[リマ 5日 ロイター] - 南米ペルーでは、5日の新型コロナウイルス新規感染者が3638人に達し、感染者数は累計で30万2718人に増加、世界で5番目の多さとなった。
同国の1日あたりの新規感染者数は5─6月のピーク水準からは減っているものの、保健当局者はロックダウン解除で出掛ける人が増え、感染がさらに拡大すると警戒している。
人口約3300万人のペルーは3月に新型コロナ対策としてロックダウンを導入したが、経済的に苦境にあるため全土での隔離体制が十分整わず、感染が拡大。政府は今月、経済回復に向けてロックダウンを一部解除し、主要産業である鉱業などの経済活動を再開させた。ペルーは世界2位の銅生産国。
ロイターの集計によると、ペルーの新型コロナによる死者は世界で10番目に多い1万0589人。