ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

米株上昇、企業決算とコロナ対応にらみ取引不安定

発行済 2020-07-23 06:30
更新済 2020-07-23 06:36
© Reuters. 米株上昇、企業決算とコロナ対応にらみ取引不安定
US500
-
DJI
-
MSFT
-
AMZN
-
PFE
-
UAL
-
TSLA
-
IXIC
-
DJT
-
DJU
-
HCA
-
SOX
-
VIX
-
SPSY
-
SPNY
-
SPXHC
-
SPLRCD
-
SPLRCI
-
SPLRCU
-
SPLRCS
-
SPLRCT
-
SPLRCL
-
SPLRCM
-
SNAP
-
BNTX
-

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は、企業決算がまちまちとなったほか、米政府の新たな新型コロナウイルス対策を巡る協議が膠着していることを受けて終日不安定な取引となったが、主要3指数はプラス圏で取引を終えた。

3指数のうち、ナスダック総合はアマゾン・ドット・コム (O:AMZN)が1.2%安となったことが重しとなり、上げ幅が最も小さかった。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズ(ニューヨーク)のチーフ市場エコノミスト、ピーター・カルディリョ氏は「債券市場で収益を上げるのが難しいため、株式市場が注目されている」と指摘。ただ「主要指数は上昇はしているものの、投資家は一段と慎重になっている」と述べた。

米国の新型コロナウイルス感染拡大は歯止めがかからず、死者数は21日に1141人と、6月10日以来初めて1000人を超えたことがロイターの集計で判明。累計の死者数は約14万2000人となった。

こうした中、次回の新型ウイルス経済対策を巡り共和党と民主党は見解の相違を埋められず、協議は膠着。数千万人に上る失業者に対する現行の支援措置が2週間弱で期限を迎える前に合意する必要がある。カルディリョ氏は「期限切れまでに合意できなければ消費支出は再び急減する」と述べた。

この日発表の経済指標では、6月の米中古住宅販売戸数が年率換算で前月比20.7%増の472万戸と、1968年に統計を開始して以来最大の伸びを記録した。

企業の四半期決算発表はたけなわを迎えており、リフィニティブによると、S&P総合500種構成銘柄ですでに発表した75社のうち77.3%が予想を上回った。ただ、アナリストは同構成銘柄の第2・四半期利益は前年同期比41.2%減となると予想。市場の業績予想はそもそも低水準に設定されている。

個別銘柄では製薬大手ファイザー (N:PFE)が5.1%高。同社と独ビオンテック (F:22UAy)はこの日、米政府から19億5000万ドルを受け取り、両社が開発する新型コロナウイルスワクチン1億回分を提供する契約を締結したと発表した。

病院経営のHCAヘルスケア (N:HCA)は12.0%高。四半期決算が好調だったことが買い材料となった。

一方、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を展開するスナップ (N:SNAP)は6.2%安。前日発表の第2・四半期決算は売上高が市場予想を上回ったものの、同社が示した第3・四半期のユーザー数の見通しが予想を下回ったことが嫌気された。

ユナイテッド航空ホールディングス (O:UAL)は4.2%安。新型ウイルス感染拡大で打撃を受けたことで、第2・四半期決算は調整後純損益が26億ドル(1株当たり9.31ドル)の赤字となった。

取引終了後の時間外取引でマイクロソフト (O:MSFT)は約2%安。第4・四半期(4─6月)決算は予想を上回る増収となったものの、クラウドサービス「アジュール」の売り上げの伸びが47%と、初めて50%を下回った。

電気自動車(EV)メーカーのテスラ (O:TSLA)は時間外取引で約2%上昇。第2・四半期決算が4四半期連続で黒字となったことが好感された。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.57対1の比率で上回った。ナスダックでは1.17対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は103億2000万株。直近20営業日の平均は112億8000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 27005.84 +165.44 +0.62 26824.5 27035.2 26794.1 (DJI)

6 4 9

前営業日終値 26840.40

ナスダック総合 10706.13 +25.76 +0.24 10687.5 10745.3 10627.4 (IXIC)

8 2 5

前営業日終値 10680.36

S&P総合500種 3276.02 +18.72 +0.57 3254.86 3279.32 3253.10 (SPX)

前営業日終値 3257.30

ダウ輸送株20種 9797.25 -13.06 -0.13 (DJT)

ダウ公共株15種 829.50 +9.03 +1.10 (DJU)

フィラデルフィア半導体 2105.43 +8.84 +0.42 (SOX)

VIX指数 24.32 -0.52 -2.09 (VIX)

S&P一般消費財 1142.07 +3.73 +0.33 (SPLRCD)

S&P素材 389.05 +4.32 +1.12 (SPLRCM)

S&P工業 613.87 +5.01 +0.82 (SPLRCI)

S&P主要消費財 636.28 +4.85 +0.77 (SPLRCS)

S&P金融 403.61 -0.35 -0.09 (SPSY)

S&P不動産 217.89 +2.68 +1.24 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 286.39 -3.89 -1.34 (SPNY)

S&Pヘルスケア 1243.35 +10.48 +0.85 (SPXHC)

S&P通信サービス 192.28 +0.08 +0.04 (SPLRCL)

S&P情報技術 1922.98 +15.79 +0.83 (SPLRCT)

S&P公益事業 307.97 +4.65 +1.53 (SPLRCU)

© Reuters. 米株上昇、企業決算とコロナ対応にらみ取引不安定

NYSE出来高 8.80億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22785 + 35 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 22755 + 5 大阪比 <0#NIY:>

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます