[ソウル 11日 ロイター] - 韓国のデウン・ファーマスーティカル (KS:069620)は11日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)治療薬候補の抗寄生虫薬「ニクロサミド」について、初期段階の臨床試験を行う認可をインド規制当局から得たと発表した。
デウン・ファーマの発表した声明によると、インド中央医薬品基準管理機構(CDSCO)が承認した第1相試験では、約30人の健康な人を対象に安全性をテストする。今月中に開始する計画という。
デウン・ファーマは、インドのニューデリーを拠点とする製薬会社マンカインド・ファーマと提携して臨床試験を進めている。第2および第3相の試験もインド国内で新型コロナの中等・重度患者を対象に実施する予定。
インドの臨床試験結果は、欧州と米国の輸出許可のために使われる。また、韓国当局からも第1相試験の認可を待っているという。
デウン・ファーマは、同社の抗ウイルス医薬品が動物の肺からコロナウイルスを完全に取り除くことに成功したと既に明らかにしている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200811T055349+0000