[ジュネーブ 16日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は16日、北半球の一部地域で新型コロナウイルス感染症が憂慮すべきペースで拡大しているとし、インフルエンザ流行期を数カ月後に控えた感染拡大に懸念を示した。
WHOのマリア・ファンケルクホーフェ氏は「一部の国で憂慮すべき傾向が見られ始めている」と述べ、「特にスペイン、フランス、モンテネグロ、ウクライナ、米国の一部州で、入院や集中治療室(ICU)での治療が必要な患者が増加している。まだインフルエンザの流行期でないことを踏まえると、懸念すべき状況だ」と警鐘を鳴らした。
複数の国で15─49歳のコロナ患者の入院が増えているとも指摘した。