[ニューヨーク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ横ばいで推移。米製薬大手ファイザー (N:PFE)に続き、米モデルナ (O:MRNA)も新型コロナウイルスワクチンが高い予防効果を発揮したと発表し、株価が値上がりする一方、為替市場への影響は限定的だった。
ドルは通貨バスケット (=USD)に対し92.64。
アクション・エコノミクスのアナリストは、ドルの見通しについて「当面は比較的狭いレンジでのもみ合いが続くとみられるが、向こう数カ月間では売り圧力に押されるかもしれない」と述べた。
新型コロナ感染は世界中で急増しているものの、投資家らはワクチンの実用化が経済を押し上げると期待。株式などリスク資産が値上がりし、国債価格は下落、債券利回りは上昇した。
ユーロ/ドル (EUR=) (EUR=EBS)は一時1.187ドルと1週間ぶり高値を付け、その後は0.07%高の1.184ドル。
日本や中国の経済指標は回復を示す内容になった。日本や中国、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など15カ国は15日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定に署名した。世界最大の自由貿易圏が誕生する。[nL4N2I10K1]
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