[23日 ロイター] - リフィニティブ・リッパーのデータによると、4月21日までの週に米国株式ファンドに流入した資金は8億7800万ドルと、3月3日までの週以来、7週間ぶりの低水準となった。新型コロナウイルス感染の増加で、世界経済の回復の行方に懸念が広がった。
米国の主要株式指数であるS&P総合500種指数とダウ工業株30種は、過去最高値水準から下落。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)への懸念が再燃し、旅行関連株を中心に売られた。
部門別ではテクノロジーとヘルスケアのファンドから7億3200万ドルと6億6300万ドルがそれぞれ流出した。
一方、金融部門には5億5000万ドルが流入した。
前週まで2週連続で資金が流出していたマネー・マーケット・ファンド(MMF)には176億ドルが流入し、投資家が比較的安全とされる資産を選好していることを示した。
米債券ファンドにも84億ドルが流入。結果として米国債利回りが低下した。
米課税債券ファンドには62億ドルが流入。地方債ファンドは17億ドルの流入だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210423T165634+0000