[アテネ 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のワクチン作業部会責任者、ブルトン委員(域内市場担当)は25日付ギリシャ週刊紙トビマのインタビューで、EUが7月半ばまでに域内成人の70%に新型コロナウイルスワクチン接種を終えて集団免疫を達成できるよう、十分にワクチンを増産できるとの自信を示した。
ブルトン氏によると、第2・四半期で4億回分以上の納品が見込まれる。欧州でのコロナワクチン生産は域内53カ所で行われ、生産量は月ごとに倍増しており、今年末までにさらに生産拠点が加わることで、年間生産能力は30億回分に達するという。
欧州委は今年の夏の終わりまでに70%に接種との目標を掲げている。それにはワクチン配送の大幅増加が必要になる。同委員会は最近、世界最大規模のコロナワクチン供給契約に数日内にこぎ着け、2021年から23年にかけて米ファイザーのワクチン最大18億回分を確保すると発表していた。