[ワシントン 26日 ロイター] - ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部のアドバイザー、アンディ・スラビット氏は26日、英アストラゼネカ製の新型コロナワクチンについて最大6000万回分を他国に提供すると述べた。
ツイッターに「利用可能になった時点でアストラゼネカ製のワクチン6000万回分を他国に提供する」と投稿した。
その後、ホワイトハウスのサキ報道官もこれを確認。「向こう数週間」で1000万回分を提供し、現在実施している増産で約5000万回分を5月と6月に提供すると述べた。
米食品医薬品局(FDA)はアストラゼネカ製ワクチンをまだ承認していない。
バイデン政権は3月、アストラゼネカ製ワクチン約400万分をカナダとメキシコに提供すると表明したが、ここに来て、インドなどに対し備蓄分を提供するよう圧力が高まっていた。
アストラゼネカの広報担当者は、米国が他の国に提供するワクチンは米政府に供給を確約したものの一部だとし、「他の国に提供するという決定は、米政府が行った」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210426T185707+0000