[27日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスが27日発表した第2・四半期(3月28日まで)決算は、売上高が市場予想を下回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う感染抑制策や店舗閉鎖などが重しとなり、米国外での業績が振るわなかった。
引け後の時間外取引で、株価は約3%下落した。
伸びが大きい中国の売上高は前年同期比でほぼ倍増したものの、米国外の国際市場では35%増となり、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の48.25%増を下回った。
米国で新型コロナワクチンの普及が進む中、米州の既存店売上高は9%増加した。
全体の売上高は11%増の66億7000万ドルで、予想の68億2000万ドルに届かなかった。
同社はワクチンの接種がさらに進むにつれ、店舗への客足が回復するとの期待から通期の業績見通しを引き上げた。
2021年度の売上高見通しは285億─293億ドルとし、従来の280億─290億ドルから上方修正。調整後の1株利益見通しも2.90─3ドルとし、従来の2.70─2.90ドルから引き上げた。アナリスト予想は、売上高が286億1000万ドル、1株利益が2.85ドル。