[27日 ロイター] - 画像共有サイトの米ピンタレストが27日発表した第1・四半期決算は売上高が市場予想を上回った。ただ、ユーザーの伸びがさえず、株価は時間外取引で約10%下落した。
新型コロナウイルス対策の規制が世界各地で緩和される中、人々がソーシャルメディアに費やす時間が減少している。
ピンタレストの月間アクティブユーザー(MAU)は第1・四半期に前年比30%増加し、4億7800万人となった。前期の伸び率37%を下回った。
ピンタレストは、3月半ば以降、パンデミックに伴う規制の緩和を背景に米国のMAUの伸びが鈍化したと説明した。
ただ第1・四半期はMAU以外は好調だった。企業の広告支出拡大がMAUの伸び鈍化の影響を補った。
同社は第2・四半期の売上高が105%増加するとの見通しを示した。金額ベースでは約5億5800万ドルになる見込みで、リフィニティブのIBESデータによる市場予想(5億3000万ドル)を上回った。
第2・四半期のMAU伸び率については10%台半ばになる見通しとした。
第1・四半期の売上高は78%増の4億8500万ドル。市場予想は4億7370万ドルだった。