[モスクワ 6日 ロイター] - ロシア当局は、接種が1回で済む新型コロナウイルスワクチン「スプートニク・ライト」の使用を承認した。政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)が6日に明らかにした。
RDIFによると、モスクワのガマレヤ研究所が開発したスプートニク・ライトは新型コロナウイルス感染症に対する有効性が79.4%、1回分のコストは10ドル未満。輸出向けに割り当てられており、感染率の高い国々への供給がさらに進む可能性がある。
RDIFは発表文で「1回接種のスプートニク・ライトワクチンは、2020年12月5日─21年4月15日におけるロシアの大規模ワクチンプログラムの一環として接種された後の28日間のデータを分析したところ、79.4%の有効性を示した」と説明した。
7000人が参加した第3相臨床試験はロシア、アラブ首長国連邦(UAE)、ガーナなどで実施。暫定結果は月内に公表される見込み。