[モスクワ 16日 ロイター] - ロシア政府の新型コロナウイルス対策本部は16日、過去24時間のコロナ感染による死者が1002人と、1000人を初めて超え、1日当たりの過去最悪になったと発表した。
新規感染者は3万3208人で、5日連続で過去最高を更新した。
同国の当局はコロナワクチンの接種ペースが遅いため、感染者と死者数が急増していると説明している。
昨年に新型コロナが流行した際、ロシアはいち早く「スプートニクV」というワクチンを開発したが、多くの国民は当局に対する不信感や新たな医薬品への懸念から接種に消極的だ。
対策本部の最新データによると、ロシアの人口1億4400万人のうち、ワクチン接種を完了したのは約4800万人にとどまっており、1回目の接種を終えた人は5100万人となっている。