[リスボン 29日 ロイター] - ポルトガルの国立統計院(INE)が29日発表した第3・四半期国内総生産(GDP)は、前期比2.9%増加した。新型コロナウイルス関連の規制がおおむね解除されて企業活動再開が進み、輸出が押し上げられた。
前年比では4.2%増加した。
INEは「第3・四半期のGDP伸び率は、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴う移動制限の段階的解除とワクチン接種の進展が反映された」と分析した。
ポルトガルのワクチン接種完了率は85%超と、世界で最も接種が進んでいる国の一つ。
INEは、純輸出が第3・四半期のGDPに「プラスの影響」を与えた一方、投資と消費を含む内需の押し上げ効果は「前期より弱かった」と指摘した。