[北京 5日 ロイター] - 北京冬季五輪組織委員会は5日、開幕まで1カ月を前に大会関係者間での新型コロナウイルス感染拡大が一般市民に影響を及ぼすのを防ぐため、「クローズドループ」作戦を開始した。
組織委員会は習近平国家主席がいくつかの大会施設を視察した4日に、大会参加者が出国ないし検疫を受ける場合にのみ関連施設の外に出られる「クローズドループ」バブルが予定通りに始動したと発表した。
中国国営中央テレビ(CCTV)は同日、関係者が大会の完全な成功のためにあらゆる準備で適切な仕事をし続けることに、習主席が「確固たる自信」を表明したと伝えた。
2月4日開幕の北京五輪は世界中でオミクロン変異株への対策が講じられているさなかでの開催となるが、中国ではオミクロン株感染の報告は少数にとどまっている。