[メキシコ市/ブエノスアイレス/サンティアゴ 6日 ロイター] - 中南米で新型コロナウイルス感染が広がっている。メキシコではオミクロン変異株の台頭に加え、観光客をほぼ制限なく受け入れていることでホリデーシーズン後に感染が拡大しており、コロナ感染による死者数が今週にも計30万人を超えるとみられている。
メキシコでのコロナ死者数は5日時点で29万9805人と世界で5番目に多い。先週には米国やカナダから多くの観光客が訪れ、感染者数が約2万人と2倍以上に膨らんだ。これを受けメキシコ32州中11州で今週、対面授業の再開が見送られた。
一方、アルゼンチンでもオミクロン株による感染第3波に直面しており、新規感染者数が9万5159人と過去最多を記録。ただ新たな死者数は52人にとどまっている。
こうした中、チリ政府は6日、来週10日から4回目のワクチン接種を開始すると発表。4回目の接種は中南米で初となる。