[ベオグラード/メルボルン 10日 ロイター] - 男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)は10日、オーストラリアへの入国が認められ、収容施設から開放された後、全豪オープンに向けたトレーニングに復帰した。
ジョコビッチ選手を巡っては、オーストラリアの新型コロナウイルスワクチン接種要件を満たさないとして入国ビザを取り消されたが、豪裁判所は10日、当局の決定を無効とし、ジョコビッチ選手を収容施設から即時解放するよう命じた。
ジョコビッチ選手はツイッターにチームとの写真を掲載し、「裁判官がビザ取り消しを覆してくれたことを感謝している。オーストラリアに滞在し、全豪オープンへの出場に集中したい」と述べた。
ジョコビッチ選手の家族は会見で「彼の人生における最大の勝利」と言明し、ジョコビッチ選手が練習に戻ったと明らかにした。
一方、アレックス・ホーク移民相の報道官はオーストラリアの移民法で与えられている幅広い裁量権を行使してジョコビッチ選手のビザの再度取り消しを検討していると指摘。このような措置にはオーストラリアへの3年間の再入国禁止が含まれる可能性があるという。