[ローマ 10日 ロイター] - イタリア政府は新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済の支援に向けた追加対策を排除していない。ただ、ドラギ首相は10日の会見で、現時点では追加歳出は検討していないとした。
また、コロナワクチン接種を拒否している人は少数派だが、感染拡大の中心になっているとの見方を示した。
同首相は「現下の問題のほとんどは、ワクチンを受けていない人がいるために起きているという事実を見失ってはならない」とし、ワクチン接種および追加接種(ブースター接種)を受けるよう国民に呼び掛けた。
イタリア政府は先週、50歳以上の全ての人にワクチン接種を義務づけた。