[フランクフルト 11日 ロイター] - 独バイオ企業のビオンテックは、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、数カ月待っている中国規制当局の審査結果を予測するのはなお困難とした上で、中国での承認は依然として「極めて重要」との認識を示した。
同社のショーン・マレット最高商務責任者(CCO)はオンラインで行われたJPモルガンのヘルスケア会議で、「中国当局と対話を続けている」と語った。
承認を「予測するのは非常に難しい」とした上で、「中国は依然として当社にとって極めて重要であり、われわれは(審査に)全力を傾けている」と述べた。
同社は中国では上海復星医薬(上海フォサン・ファーマシューティカル)と提携している。
昨年には中国本土で7月にも承認される可能性があるとの見通しを示していた。ビオンテックのワクチンは香港、マカオ、台湾ではすでに使用されている。