[東京 14日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは14日、新型コロナウイルスに対する経口薬(飲み薬)の製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。今回の申請は、特例承認を視野に入れたもの。
ファイザーの経口薬は、ウイルスの増殖に必要な酵素の作用を阻害するよう設計されている。日本も参加した国際共同治験では、外来治療の対象となる重症化リスクの高い患者において、入院または死亡のリスクを89%(症状発現から3日以内)、88%(症状発現から5日以内)減少させることが示されたという。
承認が得られた場合、200万人分の治療薬を日本に供給することで政府と合意している。岸田文雄首相は、2月中の実用化を目指すとしている。