[バンコク 18日 ロイター] - タイのアヌティン保健相は18日、新型コロナウイルスの感染ペースが鈍化してきたことを受け、警戒レベルを引き下げる予定で、経済活性化に向け一段の規制緩和を検討していると明らかにした。
検討中の案には、観光客が特定地域に7日間とどまり検査を2回受ければ隔離が免除される「サンドボックス」制度の拡充などがあるという。ただ同相は、ナイトクラブ、パブ、バーは閉鎖を継続すると説明した。
一方、警戒レベルは5段階中4から3に引き下げる。
新たなサンドボックス地域にはチェンマイ、チョンブリー、コンケン、サムトプラカンの各県が含まれる可能性があるという。この措置は壊滅状態にある観光業界救済を目指すもので、現在プーケット、パンガー、クラビ、コサムイで運用されている。