[モスクワ 18日 ロイター] - ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は18日、新型コロナウイルスのオミクロン株により感染が急増している事態を受け、高齢者保護のため在宅勤務を定めた規則と指針の適用期間を4月1日まで延長すると発表した。
市長は「オミクロン株の急速かつ広範囲な拡大を考慮すれば、外来患者を受け入れる診療所の負荷が大幅に増加するのは明白。これに対応するため、より多くの医師が勤務しており、今後数週間は困難な状況になる」と述べた。
モスクワは昨年10月末から今年2月までの予定で、ワクチン未接種または新型コロナ既往歴のない60歳以上に自宅滞在規制を発動。企業には従業員少なくとも30%のリモートワーク移行を義務化している。
オミクロン株により西欧と米国で感染者が記録的水準に達しているが、ロシアでの拡散ペースはより遅く、1日当たりの感染者数は11月初めに記録した4万1335人をピークに減少している。