[北京 19日 ロイター] - 中国保健当局の19日の発表によると、18日に報告された新型コロナウイルスの国内新規感染者は2週間ぶりの低水準となった。各都市で感染リスクの高い地域の封鎖措置や感染者の隔離措置、大規模検査が行われていることが背景。
国内の新規感染者は55人で、前日の127人を下回った。1月4日以降で最少となる。
安陽市で前日の94人から29人に大幅に減少したことが主な要因。
中国は2月4日に開幕する冬季北京五輪や今月末からの春節(旧正月)の連休を控え、市中感染の早期封じ込めに向けた対策を強化している。
北京市では1人の感染が確認された。このほか、当局が感染者の統計に含んでいない無症状者も1人報告された。
国営テレビが18日報じたところによると、北京市郵政管理局は市に到着した国際郵便物を消毒し、48時間保管した後にさらに検査する必要があるとの見解を示した。
同市で15日にオミクロン変異株への国内感染者が1人報告され、国際郵便が感染源になった可能性を排除できないと当局が指摘したことが背景。
市当局者によると、18日と17日に報告された各1人の感染者は15日のオミクロン株感染者に関連している。また、18日に確認された無症状者は検査でデルタ株に感染していることが分かった。