[19日 ロイター] - ベトナムで先週末、新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が初めて見つかったと、19日付の国営紙ティエンフォンが報じた。保健当局は国民に警戒を強めるよう求めている。
同紙が保健当局者の発言として伝えたところによると、陽性者は3人で、週末にホーチミン市で感染が見つかり、18日にオミクロン株と確認された。これまでに、海外からの渡航者70人超のオミクロン株感染が隔離中に確認されている。
保健省は先週、「混雑した場に集まらない、ワクチン接種を完了するなど、警戒を強める必要がある」との声明を発表した。
これまでの累計感染者は200万人超、死者は約3万6000人。
同省によると、人口の74%以上が少なくとも2回ワクチンを接種している。このほか3回目の追加接種(ブースター接種)も行っており、3月末までに全成人への接種を完了する方針だ。